地域大国 regional power 2004 7 30
アメリカ人は、どう思っているか、わかりませんが、
いずれにせよ、今後、アメリカは、
地域大国として生きていく道を選択せざるを得ないと思います。
軍事力だけは、超大国としての面影がありますが、
その他の分野は、厳しい状況です。
三つ子の赤字。
財政赤字、経常赤字、家計の赤字。
そして、イラクでの駐留経費(戦争赤字)。
たとえ話 allegorical story 2004 2 3
今日は、ある「たとえ話」をしましょう。
この話は、正確に憶えていませんが、
確か、アフリカでの話だったと思います。
その地方では、猿を捕獲するのに、
こんな方法を使うと聞いたことがあります。
ビンの中に、おいしそうな「木の実」を入れておきます。
そのビンの入り口は、猿の手が入るような大きさです。
猿は、喜んで、そのビンの中に、手を入れて、木の実をつかみます。
しかし、そうすると、ビンから、手が抜けなくなるのです。
いっぱい、つかんでしまった木の実によって、
手が、ビンから抜けなくなるのです。
もちろん、このビンは、近くの木に、ひもで結んであります。
こうして、猿は、つかんだ木の実を失いたくないため、
その場所から動けなくなり、やがて、体力を失っていくのです。
鷲 eagle 2004 6 10
鷲は、大空から、地上にある獲物を見つけることができるだろう。
時には、魅力的な獲物を見つけるかもしれない。
しかし、問題は、その獲物が、大きくて重い場合である。
鷲は、たとえ重くても、魅力的な獲物なので、
それを口にくわえて、大空を飛ぶのだろうが、
その時、どうするのか。
鷲には、二つの選択がある。
重い獲物を捨てて、自らの命を救うのか。
それとも、やがて力が尽きて、獲物をくわえたまま、大地に落ちるのか。
しかし、鷲は、大空では最強の動物であるが、
地に降りた鷲は、最強ではない。
陸には陸の獣がいる。
鷲は、獲物を取られないように、必死に防戦するだろうが、
しかし、地に降りた鷲は最強ではない。
運が悪ければ、陸の獣に獲物を取られた上に、
鷲は、命を落とすかもしれない。
晴れた日には、富士の山が見える。
You look up,you see Mount Fuji,which is immortal gods. 2003/3/17
新しい神殿を建てよ。
その神殿には、繁栄という名をつけよ。
古き繁栄の神殿は、やがて崩壊するだろう。
その神殿は、時に、鷲に姿を変えて、世界を飛んだ。
鷲は、空を飛び続けることで、最強を保てる。
しかし、地上に降りた鷲は、弱い。
すでに、蒸し暑い地に降りて、古傷を負った。
また、地上に降りようとしている。
しかし、鷲には、すでに赤い乳飲み子が、3人もいる。
やがて、今度は、降りようとしている地で、もう1人産むことになる。
この子たちが大きくなるにつれて、鷲の栄養分を食い尽くすことになるだろう。
そうであるならば、新しい繁栄の神殿を建てなければならない。
(注)
ここでいう「赤い乳飲み子」とは、
アメリカの双子の赤字に加えて、家計の赤字のことです。